物造りへの思い・・・大工高野ミホのひとりごと

みなさん、こんにちは。

雨、よく降りますね・・・・

息子が3人いると容赦なく洗濯物が増えていきます。

部屋干しはスッキリしないし・・・今コインランドリーが大盛況みたいですよね。気持ちはわかりますよね。

洗濯物にも困ったものですが、長雨のせいでの野菜の値上がりにも困ったものです。

一度手に取った野菜でも、金額を見て思わず戻してしまったりして。

農家の方々も本当に困っていらっしゃることでしょうね。

手塩にかけて育ててきた野菜が長雨のせいでダメになてしまうのは本当に辛いことだと思います。

そんな事を考えながら、あり難くお野菜頂いています。

さて、夏休みが終わってからしばらくたちましたが、みなさんどこかへお出かけされましたか?

我が家では子供たちはこの夏休みの家族旅行を本当に楽しみにしているようで、毎年行っている長野へ行ってきました。

旅行の良いとこは、行き当たりばったりで新しい発見や出会いがあるところ。

今回は長門牧場のクラフトフェアにふらっと行ってみました。

放牧されている動物たちとの触れ合いや、石窯焼のピザを堪能し子供たちも大満足。

そこでの出会いがこちらのさをり織のポシェット。

とても優しそうなご婦人方がこの商品を売っていらっしゃいました。

この商品は、ベトナム ハノイの平和村という施設で子供たちが造ったものです。ベトナム戦争から40年たった今も、3世代4世代にわたり枯葉剤の影響で障害を持った子供たちが収容されている施設です。 この子供たちのために何かをしたいと、日本では障害をもった子供たちが「さをり織り」で生き生きと自分の能力を開花させていることを知り、ハノイの子供たちに織り機と糸を送られたそうです。

最初は布を織ることが精いっぱいだった彼らが、今では自分たちでポシェットやペンケースなど仕立てることが出来るようになったのだと、目を細めて語ってくださったご婦人の優しいお顔が忘れられません。

そしてこのポシェットが、何点か頂いたうちの一つ。

前と後ろで色遣いが微妙に違うところがまた素敵です。

「さをベト」で検索をするとホームページが見られます。

愛情がたくさんつまったこのさをり織り・・・そしてハノイの子供たちが一つ一つ一生懸命造ってくれたことを想像すると、とても愛おしく感じられます。

物造りって、素晴らしですね。 造る側も、それを使う側も、お互いのことを思い幸せな気持ちになれます。

家づくりも同じ。お客様のことを思いながら、心を込めて家を建てたり、そしてリフォームをして、、、お客様が喜んでくださる顔を見れた時、本当に嬉しいという大工さんをはじめ、職人さんたちも本当に素敵です。

何か通ずるものを感じる今日この頃です。

何事にも愛情が大切ですね。

 

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