延長コードの話
それぞれの延長コードには
『最大定格容量』が設定されていることをご存知ですか?
延長コードに『合計〇〇ワットまで』と表記されていますよね。
あれが最大定格容量です。
それを超えると、コードが熱くなったり
故障や火災のリスクが高まります。
電子レンジやエアコンなど、
消費電力が大きい電気製品の取り扱い説明書には
延長コードの使用を禁じると明記されています。
その消費電力の大きさが、故障や火災のリスクを高めるからです。
なので、それらの製品は、必ず設置場所に合わせて
コンセントを配置しなければなりません。
そのほかにも、例えば冬の洗面所で
「電気ストーブで足元を暖めながらヘアアイロンを使う」
というシーンもあるとしましょう。
その場合、鏡の前に立った人が
それらを使いやすい場所にコンセントが必要です。
延長コードがあれば、
コンセントの設置ミスを簡単にカバーできます。
しかし、コードにつまづいて負傷することもあります。
差しっぱなしが原因で、トラッキングが発生することもあります。
(トラッキングとは、プラグとコンセントの間に
ホコリや水分が付着し、発火する現象のことです)