大工が主役の大工高野、代表高野次郎です
そしてこの写真、服装が寒そうですが、、、
大工高野の社員大工の三辻大工が鉋をかけている写真です。
真剣な表情は職人の顔ですね。
見ているととても簡単そうに見えますが、あながち間違いではありません。
一番難しいのは鉋そのものを準備する段階にあります。まず台をまっすぐに直す。鉋の台はとても硬い木でできているためすぐねじれてしまう。それをまっすぐに整える。そして何より一番エネルギーを使うのが刃物を研ぐという作業です。包丁のように単純な作業ではありません、表と裏をそれぞれ多くの状況を考えながら研ぐのです。
もちろん目的は曇りなく仕上るためです。この下準備といわれる最も目に付きづらい作業が一番大事な作業なのです。これはどこの世界でも同じではないでしょうか?
弟子の頃はほかの大工が寝息を立てる中、昼休みに毎日研ぎました。
「常に刃物は切れるように」というのが教えにありました。
今考えてもその頃の日々が今の自分を創っている。僕はその日々に誇りを持っています。
大工道具は大工にとって本当に大切なものです。その大工の仕事に対する姿勢そのもの、、要は自分の化身なのです。
大工高野は今後50年、100年と世代を超えてなお地域で愛され、必要とされる大工工房を目指します。代表 高野次郎でした。
備考
「自然素材と暮らす日々研究会」、「大工が造る無垢と漆喰の家 職人の輪」「大工が造る断熱の住まい「やすらぎ」の性能向上の会」等の会議、打合せを定期的に行っております。ちなみに大工高野が社員大工だけで話し合う定例会「大工の心」は毎週金曜日に行っております。今後皆さんにその様子をお伝えしたいと思っております。