この塀、愛知県に仕事で行った際に撮った民家のブロックの写真です。
思わず移動の途中にわざわざ撮った写真なのですがこのブロックは初めて見ました。街角にあるいろいろな「昭和材」をみてきて思うのは昔はとにかく沢山の製造メーカーが独自の面白い材料を造っていたということ、、、変なものも多いのですがその分、根拠のわからない面白いものが多い。
今はデザインされている物がとても多いですがやはりある一定の観念がしっかりあるので時に無個性に写るものが多いです。デザインにジャンルや概念が強くなるとオリジナリティーの喪失感がよけい強く感じるのは僕だけではないように思います。
今は製造メーカーがどんどん無くなっていっています。そして今あるメーカーもどんどん商品を売れるものに絞っていっています。だから商品の選択が減ることで住まいの個性が失われていくと思います。
それは外観、内装もどちらにも言えることです。
大工高野は住まう人にあったその人の個性、考えが見える住まいを造りたいと思っています。