東京の古い家から「昭和ハウス」  大工と一緒に造る自然素材の家 大工高野 

昭和の良い住宅がだんだんなくなっている今日この頃。

大工高野の近所の平屋建ての米軍ハウスもまとめて取り壊されました。

僕は個人的に「これは昭和の家だ」という自分の中にある物差しでその住宅を「昭和ハウス」と呼んでいます。

写真の建物も近所の米軍ハウスと同じ運命をたどることが決まっています。

どこか趣があり、やわらかい雰囲気を持っていると感じます。当時はどこにでもあった集合住宅なのですが壁の棟番号を示す43という数字が建物の表情を引き締めています。以外にこの数字、その番号で少しづつ受ける印象が変るのがデザインの妙だともいえます。

室内には入れないのですが数年前に同時代の同建物に入った経験だと自然素材で作られていて参考になってことを覚えています。

無垢の木材をいたるところの枠に使い壁を漆喰で仕上てある自然素材の家でした。この住宅に住んでいる方はなかなか今のベニヤハウスには住めないでしょう。そういった家です。

ブロックで造られているため直して住み続けるという判断も構造上、難しいことと思うのですが個性のない建物が増える中でその存在感を考えると寂しさを感じます。

この「昭和ハウス」今後もお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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